「どうして?!神様なんていない!」

 

私は2010年春、乳がんと診断されました。

乳がんと診断をされる半年前、私は市の乳がん検診(マンモグラフィーと触診)を受けていました。

 

そして、「異常なし」という結果を郵送で受け取っていました。

その半年後、右胸のしこりに気づいて県央にある乳腺科のクリニックを受診しました。

 

触診・マンモグラフィー・超音波・細胞診の検査の結果、乳がんであることが分かりました。

 

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乳がん検診をしていたのにガン発覚

 

乳がん検診を半年前にやっていて異常なし。

しこりを自分で見つけたのは半年後。

 

年齢的にはマンモグラフィーのほうが鮮明にわかりやすいと言うこと。

半年前はこのマンモグラフィーだけの検査をしたのでした。

 

この時に超音波検査をしていたら!

ガンもここまで育たない前に発見できてたら・・・

 

早期発見出来たのなら、辛い追加治療などせずに軽く済んだのかもしれないと後悔しました。

 

比較的若い女性はマンモグラフィよりも超音波のほうが異常が見つかりやすいといいます。

 

超音波はある程度の年令になると受けない女性も多いのです。

マンモだけで十分と思っていたのが間違えでした。

 

しこりを見つけてからはもちろんマンモグラフィだけではなく、触診や超音波や細胞診まで検査をしました。

その結果乳がんを告知されたのです。

 

私の頭は何も考えられなくなり一瞬、時間が止まってしまったような、時間が凍りついてしまったような感覚でした。

「半年前に乳がん検診をしたのに、どうしてこんなことになるの!?」

ということが頭の中に浮かんでは消えて、「嫌だ、死にたくない!」と思いました。

 

乳がんの大きさとステージ

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先生の話では「右胸のしこりはもう6cmになっているので、しこりだけを取ることは出来ないとのこと。
 「乳房全体を大きく取る手術になること」「わきの下のリンパも腫れている」

 

おそらく乳がんの進行度はⅡ(b)か、Ⅲ(a)だと思う」と言われました。

そして「手術の前に化学療法をやることになるかも知れない」ということも言われました。

 

私は目の前の現実を受け止めるのが精一杯でした。

ただ、ただ怖くて仕方がなく「この世の終わりだ。神様なんていないんだ!」という絶望感でいっぱいでした。

 

クリニックで大学病院への紹介状を書いてもらったので、翌日は夫と一緒に大学病院を受診しました。

大学病院でも同じような検査を受けて、追加になった検査は血液検査・尿検査・MRI・CTでした。

 

検査をしてから5月下旬に手術をして、6月上旬に病理検査の結果が分かりました。

病理検査の結果、私の乳がんは当初クリニックの先生が説明してくれた通りⅢ(a)まで進行していることが分かったのです。

 

乳がんステージⅢaの治療法

 

 

大学病院の担当の先生から

「化学療法・放射線治療・ホルモン治療の注射が5年間。」

 

「ホルモン治療の内服薬を飲まなければならない期間が10年間」と言われました。

私は「神様は、とても残酷だな」と思いましたが、即座に強い気持ちに切り替えました。

 

「絶対に治すんだ。母や祖母、姉を置いて死ぬわけにはいかない!主人のことも、1人にはできない」

そう思うようになったのです。

 

乳がんステージⅢa告知後10年まであと少し

 

私が乳がんと診断されたのが、2010年3月31日です。

 

その時、北関東の桜の花が咲き始めていました。

春先には、たくさんの花が次々に咲きます。

 

桃の花、水仙、菜の花、すみれ、桜の花などが私に「頑張れ!負けるな!一緒に生きよう」

と語りかけてくれているような気がしました。

 

春風に乗って、花の香りもしました。私は生きていたくて仕方がない思いに駆られました。

傷ついて落ち込んだ私の心を元気にしてくれたのは「自然」、そして周囲の人達から掛けられる「言葉」でした。

 

家族や医療関係者の皆さんから掛けられる言葉が、恐怖と絶望感でいっぱいだった心を少しずつ、少しずつ希望で満たされることが出来たのです。

 

辛かった化学療法も、毎日のように通院を重ねた放射線治療も、何とか乗り越えることができたのはやはり「周囲の人の支えがあったからこそ」だと思うのです。

 

家族や医療関係者の皆さんには、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

「過去は変えられないから、未来を変えたい」

 

私が乳がん検診を受けたのは「がんの早期発見・早期治療につなげたかったから」ですが

私の場合には残念ながら、その思いを叶えることができませんでした。

 

早期発見・早期治療につなげるための検査をしていたにも関わらず、ステージⅢでしたので。

それでも手術からⅠ年経ち、3年経ち、5年が過ぎて10年まであと少しです。

 

医師からもう通常の検診だけでいいよ、寛解から完治ということでしょう。

ガンサバイバーになることが出来たら、今までの辛い経験も何かの役にたてるのではないかと思っています。

 

がんサバイバーはガンを克服した人たちです。

世界中にガンと闘って見事に復活した人はたくさんいます。

 

「自分の身体、何か変だな。いつもと違うぞ」と感じたら、大丈夫だと過信せずにどうか病院を受診するようにしてください。

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